教えて!TEAのこと

VOL.3 青茶 その2

前回に引き続き、青茶のお話です。
烏龍茶にはたくさんの種類があることはお伝えしました。
今回はその名前の由来についてお話します。

名前の由来には、大きく分けて、そのお茶が育ったエリアの名前が使われている場合と、見た目や逸話などから名前がついた場合の2つのパターンがあるようです。前者は、コーヒーや紅茶も産地の名前がついていることが多いですが、それと一緒ですね。

エリアの名前が由来となったお茶

山イメージ台湾で代表的な「凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)」は、凍頂山の標高750~800mで作られていることに由来します。
コーヒーのブルーマウンテンは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈の特定のエリアで作られたもののみ、その名を名乗る資格がありますが、それととても似ています。
同じ台湾の烏龍茶でも、「高山烏龍茶(こうざんうーろんちゃ)」と言われるものは、実在する山ではなく、一般的には海抜1,000m以上の高い山で作られたものを指します。最近では高山茶の流通も増えたようで、産地名などをつけたものも見かけるようになりました。「阿里山茶」や、品種改良の後に出来た「金萱高山茶」などが有名でしょうか。また、中国福建省の「武夷岩茶(ぶいがんちゃ)」は、武夷山の標高が高いところで育てられています。前回とても高値だとご紹介した「大紅袍(だいこうほう)」は、このひとつです。
いずれにしてもお茶は、ある程度の標高で作られることが殆どですので、山の名前がそのまま銘柄名になることが多いようです。

見た目や逸話などから名前がついたお茶

東方美人イメージ「東方美人(とうほうびじん)」も、エリアの名前ではなく、ヨーロッパで「オリエンタルビューティー」と称されたことに由来します。
あの甘くて芳醇な味わいは、ウンカという虫の力が不可欠なお茶なので、ウンカが発生する初夏に生産されます。年に一度きりの、稀少なお茶なのです。

パンチのある味わいが特徴の「鉄観音(てっかんのん)」は、おそらく日本では一番ポピュラーだと思います。名前の由来には「観音様に頂いた木を育てたことから」、「出来た茶葉が観音様のようにずっしりとしているから」など、諸説あります。どちらにしても、観音様に由来するようで、昔の人のロマンを感じます。

あなたのお気に入りのお茶の由来は?

ほんの少しのご紹介になりましたが、これ以外にも青茶はたくさんあります。
あなたのお気に入りのお茶についてもその由来を調べてみてはいかがでしょうか。案外、素敵な歴史がかくされているかもしれませんよ。