教えて!TEAのこと

VOL.5 花薫る花茶

香りを楽しむ「花茶」

花イメージ今回は、ちょっと休憩。六大中国茶の分類には入らない「花茶」についてお話します。
「花茶」とは読んで字の如し、花を利用したお茶になります。主に花の香りを楽しみます。
このお茶は製法や原材料によって大きく2種類あります。

目でも楽しめるお茶

ひとつは花自体を乾燥させてお茶にしたもの。代表的なものに、菊を乾燥させた「菊花茶」やバラ科のハマナスをつぼみのまま乾燥させた「玫瑰茶(めいくいちゃ)」、キンモクセイの「桂花茶」などがあります。どれも花ですので、耐熱ガラスのポットで入れると、目でも楽しいティータイムになります。
また、そのままでも頂けますが、緑茶や烏龍茶などにお好みでブレンドして楽しむこともできます。人気のブレンドはそのまま商品になっているものもあります。

茶葉に香りをつけたお茶

ジャスミン茶イメージもうひとつは、花自体をお茶にするのではなく、茶葉に香りをつけたお茶です。
緑茶ベースが一般的ですが、青茶や紅茶なども見かけます。白茶ベースのものは希少で大変高価です。

それぞれのお茶の最終工程で花びらで香りをつけます。この工程を「薫花(シュンファ)」といいます。日本でも茶ガラを匂い消しに再利用することがありますが、茶葉はとても香りをよく吸収します。その特性を利用したのがこの製法です。

「薫花」は花を混ぜて取り除いて、混ぜて取り除いて…の繰り返し。この回数が多いものほど高級なお茶とされています。
このお茶には、ジャスミンや菊の花が使われているものが多いようです。
ジャスミン茶水色中国に旅行された方、もしくは本格中華料理店で召し上がったことのある方なら良くご存知かと思いますが、必ずといっていいほど提供されることでも分かるように、「ジャスミン茶」はとても生活に根付いているようです。
日本でも以前に比べ、手軽にいただけるようになりました。最近ではティーバッグでも多く販売されていて、手軽に本格「ジャスミン茶」を楽しめます。1煎目はもちろん、2煎目でもジャスミンの良い香りがしたら、それはきっと、「薫花」がたくさん施された、高級なお茶です。色々と飲み比べてみてはいかがでしょうか。