教えて!TEAのこと

VOL.6 黒茶って?

プーアール茶イメージ今回は黒茶のお話です。
黒茶をご存じなくても、代表格の「プーアール(普洱)茶」と聞けば、きっとご存知でしょう。

黒茶は、あの黒っぽい水色と、独特の香りが特徴です。
この香りは、今までご紹介してきた他の5つのお茶とは違う、麹による後発酵で作られるお茶特有のものです。

黒茶は、形や製造方法により、大きく分類されています。

見た目で分類する場合

緊圧茶イメージ黒茶には、形状がはっきりと異なる2種類のものがあります。

ひとつは、茶葉が固められた固形のもの。「緊圧茶」と言われます。その形状は丸く、中央がくぼんだ円盤状(餅茶/普洱圓茶など)であったり、四角いレンガ状(磚茶(たんちゃ)/普洱茶磚など)、お椀を連想させる形(沱茶(とうちゃ)/普洱小沱茶など)があり、紙に包まれて保管されていることが多いです。

散茶イメージその形状は熟成の中で形成されるのですが、特に磚茶は、その昔チベットとの交易の中で運搬がしやすいようにその形になったと言われています。

もうひとつは、通常の、誰もが連想する茶葉状のもの。これは「散茶」と言われます。

熟成の方法で分類する場合

ひとつ目は、「生茶」と言われるもの。緑茶などをじっくりと後発酵させたものです。
数十年かけて熟成させたものもあり、品質によってはワインのようにヴィンテージ品として高値が付けられているものもあります。

もうひとつは、「熟茶」と言われるもの。高温多湿で水分を含んだ茶葉を積み重ね、そこに菌をつけて発酵させます。この工程を、握堆(あくたい)といいます。短時間で意図的に後発酵させるので、味や品質がある程度一定となります。この方法は20世紀後半に発明されました。

美味しい飲み方

プーアール茶水色黒茶は基本的に長年熟成されたお茶です。特にヴィンテージ品は、長年のホコリや臭いを取るために、必ず洗茶してください。「長く熟成されたもの」=「ヴィンテージ品」ではありません。必ず洗茶の前に、カビや香りのチェックもお忘れなく。
最近では、洗茶をしなくても頂けるものもあります。

プーアール茶の土を連想させる香りは、最初は苦手でも、いずれクセになります。また、これからの季節は、煮出して冷やし、アイスドリンクとして飲んでも美味しいです。はじめての方は飲みやすいかも知れません。
ぜひ、お試しください。